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ノルウェー - 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


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国名

 

正式名称は、ノルウェー語のブークモール(bokmål)では、Kongeriket Norge、ニーノシュク(nynorsk)では、Noreg。

 

公式の英語表記は、Kingdom of Norway(キンダム・オブ・ノーウェイ)。通称は、Norway。

 

日本語による表記は、ノルウェー王国。通称は、ノルウェー。漢字では、諾威と表記し、諾と略す。

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歴史

 

詳細はノルウェーの歴史を参照

 

9世紀から11世紀までのヴァイキング時代が国家形成の統一運動及び拡大の元となった。黒死病などによりノルウェー王家が1387年に途絶えデンマーク配下となり、1450年より条約により従属化され、1536年には正式に独立を失った。デンマークがナポレオン1世側に付いた後の1814年にスウェーデンに引き渡された。ノルウェー人はこの時、独立を願ったが、列強の反対により実現できなかった。1818年にスウェーデンでは、ベルナドッテ朝が始まり、スウェーデン王国との同君連合が開始された。

 

20世紀初頭、ノルウェー=スウェーデンの統一を解消し、オスロに政府を設立しようと言う運動が高まり、1905年にノルウェー側からデンマークのカール王子に打診があった。その後、国民投票により君主国家を設立、国会は満場一致でカール王子をノルウェー王として選出した。彼は独立したノルウェーでホーコン7世として即位した。スウェーデン政府はこの決定に反発し、一時騒然となったが、スウェーデン国王オスカル2世と社民党政府の国民への説得により、ノルウェーの独立が認められた。

 

ノルウェーは第一次世界大戦では中立国だったが、第二次世界大戦ではドイツによる侵略を受け、非交戦の姿勢に疑問を抱くようになり、集団保障国家となった。ノルウェーは国際連合設立メンバーである。北大西洋条約 (NATO) に1949年に調印した。ノルウェーでは1972年と1994年の2度欧州連合への加盟に関する投票が行われたが、二度とも否決され、現在も欧州自由貿易連合 (EFTA) のメンバーに留まっている。

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政治

 

詳細はノルウェーの政治を参照

 

ノルウェーは国の議会制度を持つ立憲君主制による政治を行っている。国王の仕事は主に儀式や式典などに限られるが、国の象徴として国民意識の統一に重要な役割を果たしている。1814年の法律で国王には、議会または首相を含む内閣は国王により任命される、という重要な執行権が与えられたが、殆どの場合は議会が王の名の下に行っている。1884年には議会制度が成立し、内閣の発足には議会の証認が必要となった。 これにより、国王による任命は事実上形式だけのものとなった。

 

ノルウェー議会 (no: Stortinget) は一院165名の議員から成る。議員は19の州から4年に1度、複雑な比例代制の選挙で選ばれる。選挙の後、議員たちは2つの議会 Odelsting と Lagting に分けられ、立法について議論を行う。このためノルウェーの議会制度を変則的二院制とする場合もある。

 

 

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地方行政区分

 

 

ノルウェーは、19のfylker (単数形:fylke)と呼ばれる『県』に分かれ、その下に433のkommuner (単数形: kommune)と呼ばれる『市町村』の2層性である。

アウストアグデル県(Aust-Agder)

ヴェストアグデル県(Vest-Agder)

ヴェストフォル県(Vestfold)

エストフォル県(Østfold)

テレマルク県(Telemark)

アルケスフース県(Akershus)

ロガラン県(Rogaland)

ホルダラン県(Hordaland)

ブスケルー県(Buskerud)

オップラン県(Oppland)

ソグン・フィヨーラネ県(Sogn og Fjordane)

ヘドマルク県(Hedmark)

メーレ・ロムスダル県(Møre og Romsdal)

セールトレネラー県(Sør-Trøndelag)

ノールトレネラー県(Nord-Trøndelag)

ノルラン県(Nordland)

トロムス県(Troms)

フィンマルク県(Finnmark)

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地理

 

スカンディナヴィア半島の西側。北極海に面し、海岸線はノルウェー海に沿って全てフィヨルドである。北大西洋海流からの暖かい海流により冬でも不凍港になる。この為、バルト海沿岸よりもノルウェー北部は穏やかな気候である。半島の殆どをスカンディナヴィア山脈で占める為、平地は無いに等しい。

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経済

 

ノルウェーはロシア、サウジアラビアに次ぐ世界第3の原油輸出国であり、原油はノルウェーの輸出の30%を占める。北海における石油採掘は国営企業によって行われており、福祉国家ノルウェーの財政は石油収入に依存する部分が大きい。

 

また水力発電量も豊富で、伝統的な漁業、林業も盛んである。

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国民

 

住民は、ゲルマン系のノルウェー人がほとんどである。他に少数民族のサーメ人がいる。

 

言語は、公用語 ノルウェー語である。ノルウェー語には、ブークモール(「書物のことば」)およびニーノシュク(「新しいノルウェー語」)の2種類がある。どちらも公用語であるが、ブークモールが主流であり、ニーノシュクの使用人口は全体の15%以下である。

 

他にサーメ人がサーメ語を使っている。サーメ語人口は2万人程度である。カラショーク(Kárášjohka-Karasjok)、カウトケイノ(Guovdageaidnu-Kautokeino)、ネッセビィ(Unjárga-Nesseby)、ポルサンゲル(Porsanger)、ターナ(Deatnu-Tana)、コーフョルド(Gáivuotna-Kåfjord)といったサーメ人が多く居住する地区では、サーメ語も公用語である。

 

宗教は、プロテスタントのルーテル教会が国教であり、86%を占めている。他のプロテスタントやローマ・カトリックが3%である。

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文化

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著名なノルウェー人

ロアルド・アムンゼン(探検家,南極点到達)

エドヴァルド・ムンク (画家)

エドヴァルド・グリーグ (作曲家)

スノリ・スチュールルソン(13世紀の詩人・政治家)

トール・ヘイエルダール(探検家)

ニールス・アーベル(数学者,積分)

ハンセン(医学者,ハンセン病の発見者)

ビョルンソン(詩人,ノルウェー国歌の作者)

フリッチョフ・ナンセン(探検家,人道主義者)

ペター・ソルベルグ(WRCワールドチャンプドライバー)

ヘンリック・イプセン (劇作家)

ヨースタイン・ゴルデル (作家)

アルフ・プリョイセン (児童作家)

祝祭日

日付 日本語表記 現地語表記 備考

1月1日 元日 Nyttårsdag

移動祝日 洗足木曜日 Skjærtorsdag 復活祭の前の木曜日

移動祝日 聖金曜日 Langfredag 復活祭の前の金曜日

移動祝日 復活祭 Første påskedag

移動祝日 イースター・マンデー Andre påskedag 復活祭の後の月曜日

5月1日 メーデー Arbeidernes dag

5月17日 憲法記念日 Grunnlovsdagen

移動祝日 昇天祭 Kristi Himmelfartsdag 復活祭の40日後

移動祝日 ペンテコステ Første pinsedag 復活祭の50日後

移動祝日 ウィット・マンデー Andre pinsedag 聖霊降臨祭の翌日

12月25日 クリスマス Første juledag

12月26日 ボクシング・デー Andre juledag

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関連項目

ノルウェー関係記事の一覧

捕鯨問題

ルーン文字

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外部リンク

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公式

ノルウェー公式サイト (各国版への入口)

ノルウェー公式サイト日本語版

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その他

日本外務省 ノルウェーの情報

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9世紀から11世紀までのヴァイキング時代が国家形成の統一運動及び拡大の元となった。黒死病などによりノルウェー王家が1387年に途絶えデンマーク配下となり、1450年より条約により従属化され、1536年には正式に独立を失った。デンマークがナポレオHordalandン1世側に付いた後の1814!

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